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動きを鍛えるとは?~ファンクショナルとボディメイクの違い~
こんにちは。
大阪メトロ天王寺駅・近鉄阿倍野駅直結のホテル都シティ大阪天王寺内にある、こめだリラクゼーション&フィットネスのトレーナーの飯塚です。
今回のコラムは、ファンクショナルトレーニングとボディメイクの違いについて書いていきたいと思います。
最近は新型コロナウイルスの影響で外出が制限され、自宅でのステイホーム時間も長くなっている方が多いのではないでしょうか?
私は普段週5回、早朝6:00から1時間弱トレーニングを行っているのですが、皆さんはおうち時間、身体をしっかり動かせていますでしょうか?実は学生のころから「カッコいい身体」、いわゆる引き締まって筋肉のついた身体に憧れがあります!
ですので早朝のトレーニングでは身体を鍛えることを目的に、ボディメイクを行うことが多いです!
世の中にはたくさんのトレーニング法がありますが、
皆さんは今までどういったトレーニングまたは運動をおこなったことがありますか?
中には運動もトレーニングもしたことがないよという方もいらっしゃるかと思いますが、どうでしょうか?
あるいは運動やトレーニングについてどういったイメージを持っていますか?【きつい、激しい、自分にはできない】あるいは、【楽しい、達成感がある、自信がある】などネガティブなイメージもポジティブなイメージもたくさんあるかと思います。
こめだリラクゼーション&フィットネスが提供するトレーニングプログラムとして、そのコンセプト・テーマとして謳っているのが、コンディショニングトレーニングといったものになります。コンディショニングトレーニングについては坂内トレーナーが書いてくれているコラム【BIOHACKで行うコンディショニングトレーニングとは?】(https://www.komeda-seikeigeka.com/column/253/)をぜひご覧ください!!すごく分かりやすいですよ!
コンディショニングトレーニングと聞いて「あ!聞いたことがある!」という方は私の経験上、20人に1人いるかいないかで、
まだまだその認知度は高くないかと思います。聞いたことがある方はもしかしたら健康オタクかもしれませんね。
そのコンディショニングトレーニングといったものが今回のコラムのお題でもあります、ファンクショナルトレーニングを考える上で切っても切り離せないほど、トレーニングにおけるポイントが非常に似ています。ですのでここからはコンディショニングトレーニング≒ファンクショナルトレーニングということで進めていきますね。
そもそも違いについて書き進める前に、それぞれのトレーニング法はどういった内容なの?と思われる方もいらっしゃると思いますので、まずは①ファンクショナルトレーニング、次に②ボディメイクについてみてみたいと思います。そして最後にそれぞれの違いをまとめていくことにしましょう!
①ファンクショナルトレーニングについて
ファンクショナルトレーニングはいわば、身体を上手に使えるようになるための“動き”のトレーニングとよく説明されます。
それは一体どういうことかというと、トレーニングの目的としては、例えば立つ、座る、歩く、階段を上る、ジャンプする、重いものを持ち上げるなどのすべての身体動作を効率的に行うことを目的にしています。
でもここで疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。。「トレーニングしなくてもできるじゃん!」って、、
それが実は一概にそうではないことをお話していきます。
生まれてからしばらくして歩き始めた子供は最小限の筋肉を効率的に使って立ち、そして歩きます。これは古武道の達人の動きに近いらしく、実際子供は不安定なバランスディスクの上にもいとも簡単に立つことができます。
一方の大人は、筋肉こそは子供よりもありますが、機能性としては比較的に劣っていることが多いと言われていて、その理由の一つとして、特定の動きしか日常生活を通じて行わないという「動きの省エネ化」があげられます。
皆さんも思い返してみるとどうでしょうか?朝起きて家を出るまで、家を出てから職場やお店等に出向くまで、よくよく考えたら子供みたいに飛び跳ねて走ったり、ジャンプしたり、床を転がり倒したりなんてことはあまりしないですよね?
あまりというか全くしない方が大半だと思います。
決まった動き、身体の一部だけを無理やり使ったような身体の使い方が、本来持っていた身体の機能性を低下させていて、気づいた時には立ちにくい、座りにくい、階段が上れない、歩きにくい、走れないといった、身体のトラブルにつながってしまった方を多く見てきました。
その諸機能を取り戻すための動きのトレーニングをファンクショナルトレーニングと言います。
一方で、、
②ボディメイクについて
私が良く行うボディメイクですが、トレーニングの目的としては主に筋肥大を目的にすることが多いです。
その為に行うトレーニングなので、実はボディメイクをしたから身体の動きが良くなるといったところには基本的にはつながりません。むしろボディメイク、いわゆる筋トレは非効率的な動きで特定の身体の部位に負荷を与える動きになります(とても難しく言いましたね。)
つまりボディメイクは動きを作るためのトレーニングではなく筋肉を大きくするためのトレーニングとなります。
このような言い方をするとボディメイクってそんなに意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、ものすごく大事な考え方をお伝えすると、、、
【ボディメイクの前にファンクショナルトレーニングは必須】
私はただやみくもにボディメイクを行っているわけではなく、日々のファンクショナルトレーニングももちろん行っています。
身体に痛みなく自由に動かせるからこそカッコいい身体づくりが行えるかと思いますし、たまにいきなり筋トレをしたという方がケガをしたということも少なくないです。
人によって身体の状態は違いますし、目指すところも異なります。私がファンクショナルトレーニングとボディメイクの違いを書きたいな思った理由は、健康づくりのためにボディメイク的トレーニングを行う方が多いからです。
つまりは自分の目的にとってのトレーニング法が不一致になっていることがよくあります。
極論現代人にとってはファンクショナルトレーニングは必須不可欠と言っても過言ではないかもしれませんね。
最後に今回のコラムのまとめですが、
①ファンクショナルトレーニングは人間本来の機能を取り戻すための動きのトレーニング法
それに対して、
②ボディメイクはあえて非効率的な動作を行うことで筋肥大を引き起こすために身体に特定の負荷を加えるトレーニング法
でした!
皆さんの目的に合わせたトレーニングプログラムをぜひ細かく見てみましょう!!
それではまた次回もお楽しみに!
飯塚
参考著書:
不良姿勢を正しくする姿勢の教科書上肢・下肢編(2018 ナツメ社)
体幹×呼吸トレーニング 呼吸から体のコアを変える(2016 朝日新聞出版)