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アスリートも愛用するパワープレートについて解説します！
ブログをご覧下さりありがとうございます。
医療法人直営のリラクゼーションとフィットネスの複合施設「Dr.KOMEDA Relaxation & Fitness」 です。
皆さんは1999年にオランダのオリンピックトレーナーが中心となって開発された
「パワープレート」をご存知でしょうか？
Dr.KOMEDA Relaxation & Fitnessにも設置しているパワープレートは、Jリーグやプロ野球、高齢者施設や医療施設など幅広いユーザーを持つエクササイズマシンです。
今日はこの「パワープレート」について解説していきます！
パワープレートの特徴
パワープレートの最大の特徴は１秒間に23-50回、前後・左右・上下の3方向に高速振動するプレートに乗り、身体の細部にまで刺激を与えることで、短時間でも効果的なエクササイズが行えることです。
プレートが高速振動している時に身体を乗せると、身体はわずかに、でも確実に超高速で加速されます(その為、パワープレートを使用したトレーニングの事を「加速度トレーニング」と呼んだりもします)。車が急に発進した時にグッと身体が引っ張られるあの加速の感覚が瞬間的に、何秒も繰り返されると思って頂けたら良いと思います。
パワープレートによる効果
パワープレートを利用することにより、以下の様な多岐に渡る効果が期待できると言われています。
①筋力強化・バランス向上
パワープレートの上でトレーニングをすると振動刺激によって筋肉が活性化され、より効果的にトレーニングが出来ると考えられています。
パワープレートを利用してトレーニングをする時、振動に対してバランスを保とうと反射的に多くの筋肉に刺激が入ります。その結果、普段使われていない筋肉にも無意識に負荷をかけることとなり、同じ動作でも平地で行うよりもより多くの筋肉を動員することとなります。
②柔軟性の向上
パワープレートの上に身体(や身体の部位)を乗せてストレッチをすると柔軟性や可動域が改善する事は多くの研究で報告されています。
この理由は、筋肉の伸び縮みをコントロールするセンサーが振動刺激に反応して筋肉が弛緩し、柔軟性への効果が得られるからだと考えられています。
③自律神経系の調整
自律神経は血流と深い関係があります。リラックスをすると末端の血流が増加することが分かっていますが、末武ら(2013)の研究では、パワープレートの上で一定の姿勢を保持するだけで「リラックスモード」の副交感神経のレベルが増大し、血流も増加、リラクゼーション効果が得られたという報告がされました。
④骨密度アップ
パワープレートの振動刺激には骨密度の向上も期待されています。
これは、加速度トレーニングが筋肉だけではなく、骨代謝に影響を与え、骨細胞も刺激されるからだと考えられています。
Verschuerenら(2004)の研究では、振動刺激を受けた部位に特異的に骨密度の変化がみられたことから、振動刺激が骨形成を促進しているのではないかと推察しています。
まとめ
パワープレートを使用した加速度トレーニングは筋力向上だけでなく、バランスや柔軟性の向上、神経系や骨密度の改善などその効果は多岐にわたることが知られています。
この有効性はアスリートだけではなく、一般の人は勿論のこと、高齢者や疾患を有している方にも適応されます。
激しい動きや重い負荷を持たなくてもプレートの上で姿勢を静止しながら保持するだけでも効果が期待出来るため、Dr.KOMEDA Relaxation & Fitnessでも、ご高齢の方を中心に体力に自信の無い方にも有用・有効なトレーニング機器として日々活用しています。
また、実際のトレーニングにも組み入れたり、トレーニング前後のウォームアップやクールダウン・リカバリーにも活躍中です。
トレーニングやリハビリ、アスリートや高齢者など幅広い目的・ユーザー層に効果が見込める「パワープレート」について解説しました。
Dr.KOMEDA Relaxation & Fitnessではカラダ評価(体験トレーニング：90分 7,700円)※カウンセリング、評価込
も実施していますので、パワープレートを体感してみたい！という方はお気軽にお問い合わせください。(カラダ評価は入会の意思が無い方でもご利用頂けるメニューとなっています)
また、パワープレートにもご利用が難しい方や禁忌が存在します。
・人工関節
・妊婦
・重度の骨粗しょう症
・ペースメーカー装着
・糖尿病
・骨折
などの疾患をお持ちの方は安全を第一に考え、医師の承諾を得ることをおすすめしています。
パワープレートに乗ってみたいけど、自分は大丈夫だろうか、
という方は、連携している整形外科で、お気軽に医師に相談してみて下さい！
参考：
Verschueren S. M. et al. (2004). Effect of 6-month Whole Body Vibration Training on Hip Density Muschle Strength, and Postural control in Post-Menopausal Women: A Randomized Controlled Pilot Study. Journal of Bone Mineral Research. 19. 352-359.
パワープレート. https://power-plate.co.jp/
大友通明ら(2013). 整形外科リハにおける加速度トレーニングの臨床効果. 臨床スポーツ医学. 30(6).
末武 信宏、小林弘幸、小林曉子(2013). 血流・自律神経に対する加速度トレーニングの意義. 臨床スポーツ医学. 30(6).