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寝ている時に足がつる・こむら返りの対処法や予防法について解説します

ブログをご覧下さりありがとうございます。

医療法人直営のリラクゼーションとフィットネスの複合施設「Dr.KOMEDA Relaxation & Fitness」 です。

 

夜寝ている時に足がつって「いたたたた!!」と目が覚める。

 

特に足を酷使していないのにつってしまう。

 

そして一度つってしまうとすぐには治まらず、じっと待つけどその後も痛くて眠れない。

こんな嫌な目覚め方を経験したことがある人は多いのではないでしょうか?

 

 

今回は夜中に足がつる原因や、その対処法について解説していきます!

 

夜間のこむら返り

 

意図していない、痛みを伴う筋肉の強い収縮が発生し、つってしまう症状を一般には

「こむら返り」

と呼びますが、睡眠中に起こるこむら返りは、50歳以上の33%の人が経験したことがあるという報告もあります。

※腓(こむら)とは「ふくらはぎ」のこと。一番つりやすい部位がふくらはぎであることから、「こむら返り」と呼ばれるようになったのではないかと思います。

 

夜間のこむら返りの原因

 

冷え、大量の発汗・脱水、服用している薬、妊娠、電解質バランスの乱れなど

こむら返りの原因は様々言われていますが、

夜間のこむら返りのはっきりとした理由は、実はまだ確立されていません。

 

中年以降でなりやすいことから、有力視される一つの要因に、

筋肉そのものではなく、それを支配する神経の活動異常があげられます。

 

筋肉には「振動」や「伸び」、「圧」「温度」

などの刺激に反応するためのセンサーが存在しています。

 

 

これらのセンサーが適切に機能することで、筋肉は緩んだり、適度に緊張したりするのですが、

こむら返りは、これらのセンサーが正常に働かなくなり、神経と筋肉との連携が崩れた結果、起こると言われています。

 

 

睡眠中など、運動していない時のこむら返りはこの神経細胞の消失が関連していて、

筋肉の緊張・弛緩を上手くコントロール出来なくなってしまうことにより起こると考えられています。

 

そして神経細胞は加齢と共に減少・萎縮し、加えて上肢よりも下肢の減少が強いとも言われているので、中高年の方に夜間のこむら返りが多く発症するのではないかと指摘されています。

 

 

夜間のこむら返りが発症した時の対処法

 

こむら返りは大抵は数秒から数分で治まりますが、

その後も発生した部位に痛みや圧痛がしばらく残ることも多いので、

なるべく早く収束させたいものです。

 

こむら返りの対処法で有効とされているものに、

・ストレッチ

・マッサージ

などがあげられます。

 

これらは神経の異常活動を鎮めるために効果的であるとされています。

 

 

タオル等を使い、つった足のつま先を自分の方へゆっくりと倒したり(写真左)、

つま先を掴んで自分の方へ引っ張ってふくらはぎを伸ばす動作(写真右)などでふくらはぎや太ももを伸ばしてあげます。

 

まとめ

 

夜間のこむら返りは筋肉と神経細胞の連携の不具合によって起こると考えられていると述べましたが、こむら返りには、他の重大な疾患が隠れている可能性もあります。

 

こむら返りが引き起こされやすい基礎疾患には

・糖尿病

・慢性腎不全

・下肢静脈瘤

・甲状腺機能低下症

・慢性肝不全

・薬の服用(高血圧の薬、利尿剤、スタチン系のコレステロールを下げる薬など)

 

などの関連が指摘されています。

あまりに頻発に発症する場合などは、一度医療機関を受診し、

血液検査などできちんと調べることをおすすめします。

 

Dr.KOMEDA Relaxation & Fitnessは医療法人直営の施設。

医師による診察を受けて特筆すべき問題がないと判断されたら、是非、セラピストによるケアを体験してみて下さい!

 

起こった時だけでなく、日頃からストレッチやマッサージを行うことで神経細胞の異常発火が鎮まり、こむら返りの予防になるという見解もあります。

 

Dr.KOMEDA Relaxation & Fitnessでは熟練のセラピストが、お客様のお身体の状態に合わせてストレッチや適度な圧のマッサージを巧みに組み合わせたサービスを提供しています。

 

 

また、トレーナーによるIASTM という器具を使用したテクニックも、筋肉の過度な緊張を取るアプローチとして非常に効果を感じて頂いています。

 

 

こむら返りの後のケアとして、予防のための定期的なメンテナンスとして是非ご活用ください!

 

参照:

Bordoni B., Sugumar K., and Varacallo M. (2022). Muscle Cramps. StatPearls. 

 

The National Health Service. Patient Information Leaflet for the Treatment of Leg Cramps.

 

Hallegraeff J., de Greef M., Krijnen, W. et al. (2017). Criteria in Diagnosing Nocturnal Leg Cramps: A Systematic Review. BMC Family Practice. 18(29)